マリアナ海溝の最深部よりも深い愛

 

快適なWi-Fi環境を心の底から愛している。私のこの愛の深さは東経142度12分に位置するマリアナ海溝の最深部よりも深く、エベレストをひっくり返しても山頂が底につかないほどの深さである。もうこれ以上ないってくらい快適なWi-Fi環境を愛している。その愛を証明しろって言われたら、私は喜んで「Wi-Fi環境」という言葉を顔面にタトゥーとして入れたっていい。

 

愛なんて言葉は抽象的なのかもしれないけれど概念としては本物だし確実に現実に存在するものである。周りの目なんて気にならない。他人にどう思われようが構わない。もはや自分の命だっていらなくなってしまう。だから、こんなにも何かを深く愛すことができた私は、たった今死んだって構わない。後悔とかない。死ぬことは全然怖くない。これは極めて正直で真っ直ぐで、初夏の晴れた雲ひとつない青空のように、透き通った気持ちである。

 

死ぬことなんかよりも、Wi-Fi環境が使えないカフェに間違って入ってしまう恐怖の方が百倍怖い。そんなことが、そんなことが万が一にも起こらないようにポケットワイファイを買ったのに、最近じゃこいつ調子が悪い時がある。勘弁してほしい。Wi-Fi環境が使えないってことは、底が見えないほど深く深く愛してしまった大切なものを喪失するっていうことだ。ヤヴァイ。私は気が狂ってしまいそうだ。

 

Wi-Fi環境が使えないってことは、AnneMarieのHeavyをYouTubeで聞けないってことだ。今年一番大好きだった曲(Symphonyと悩んだ)、AnneMarieのHeavyを聞きたい。聞きたすぎる。毎日聞きたい。電車で聞きたい。車で聞きたい。どこでも聞きたい。エンドレスに聞いていたい。DJに頼みたい。「この曲だけ流しておいておくれ」って。「絶対に止めないで」って。そのくらいずっと聞いていたい。たまに一休みしてまた聴きたい。

 

まあー、AnneMarieのHeavyを紹介したいがためだけに、こんな文章を書くのはどうかと思ったわけですが、私が今AnneMarieのHeavyがどれくらい好きか伝わったでしょうか。ちなみにCiao Adios もよい。にしても、イギリス人が書く曲ってどうして、いつの時代もこんなに素敵なんだろう。もちろんCDも持ってるよ

 

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